かなしみも私の一部だもんね。
『かなしみがやってきたらきみは』
作 エヴァ・イーランド
訳 いとう ひろみ
ほるぷ出版(2019)
図書館の大人向け絵本コーナーで。
悲しみとの付き合い方。
まずは、しらんぷりしないこと。
そっと受け入れてあげる。
描かれている悲しい時の対処法が、どれも一人でできることなのが素敵だなあ、とも思いました。
絵を描いたり、
音楽を聴いたり、
散歩をしたり。
「私は悲しいのよ、慰めてちょうだい」
と誰かにすがったりしない。
自分で自分の感情に寄り添うことができる強さも感じました。
絵柄は優しい感じなんですけどね。
でも一番好きなのは裏表紙の見返し。
本文より好き。
表紙と本文に描かれている男の子だけでなく、老若男女(そして猫も?)みんなそれぞれのスタイルでかなしみと向き合っている。
いろんな人がいろんな形でかなしみを大事にしている感じがして、なんだか泣けました。
それって、自分のことを大事にしてるってことだよね?
あなたなら悲しいときどうしますか?
やっぱり本でも読むのでしょうか。