ひよこの本棚

読書記録とあれこれ。

温かく優しく身体に染みていく


 『木曜日にはココアを』
 青山 美智子
 宝島社(2019)




 図書室、カバヒコに続き、またまた青山さんの作品。


 12人、12色、12話の短いお話が、「マーブル・カフェ」から始まって、バトンのように繋がっていく。




 どの話も素敵ですが、私は9話「帰ってきた魔女(ターコイズ)」が好きでした。


 魔法、ちちんぷいぷい、植物や自然の力。

この世界で息吹くものは、みんなみんなつながっているのだった


 これを表現するために12話のショートストーリーに落とし込んだのかな?


 あれ?ターコイズってもしかして地球っぽい?


 などと、想像が膨らみました。




 どのお話もじんわり温かい。
 優しく身体に染みていくような…


 ああ、そっか。
 木曜日、午後3時頃、ホットココア。
 まさしく、そんな感じ。
 
 
 少し肌寒くなったら読み直したいです。
 ホットココアをお供に。


 図書館で借りずに買えばよかった…。笑

 
 続編『月曜日の抹茶カフェ』も読みたいです。